お仏壇の洗い出し(リフォーム)

お仏壇が古くなって、そろそろ買い替えをご検討されていらっしゃる方、ちょっと待って下さい!
古いお仏壇でも『洗い出し』ができるかもしれません。いわゆるお仏壇のリフォームです。
昔の職人が作ったお仏壇は、かなり程度の良い、しっかりとした造りのものが多くあります。そうしたお仏壇は、分解ができますのでもう一度きれいに塗り直して金箔も貼り直し、金具もきれいに洗って色を付け直せば、新品同様に蘇ります。
傷み具合によって価格が違ってきます。お見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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当社の洗い出し工程をご説明します。

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この仏壇が →→→ こうなります。

1.お仏壇の分解

昔のしっかりした職人が作ったお仏壇は、すべてほぞ組になっていますので、各部品に分解することができます。

2.金具はずし

部品に打ち付けてある金具をすべて取り外します。金具は多いもので100枚以上打ってありますので、かなりの時間がかかります。
取り外した金具は、金具職人に渡し、きれいに洗って色を付けなおしたり、メッキをし直したりします。修復が難しいものは新しい金具に取り替えます。

3.部品の洗い

  
各部品に分解したものを、薬品で洗います。何十年も経ったお仏壇は、かなり埃がこびりついたりしていますので、そうした埃をしっかりと洗い流します。埃が残っていたりすると、後できれいに塗り上がりません。

4.乾燥

洗った部品を乾燥させます。一度塗ってありますので、材料の中まではそんなに水分が入り込みませんが、やはり1週間〜十日程自然乾燥させます。

5.釘穴埋め→パテ

金具をはずした後の釘穴を埋め、パテをしてきずをなおします。この作業をしっかりと行わないと、後から上塗りをした時に釘穴の跡が残ってしまいます。大事な作業です。
また、虫食いがあったり、ネズミなどにかじられて痛んだりしている部位があれば、補修もしくは作り直します。

6.下地塗り(必要な場合)→研磨

新しく作り直したり、補修したりした部位は、下地をする必要があります。また、中塗りをする前に研磨用のペーパーで、研磨します。これによって中塗りの塗料の食い付きをよくします。

7.中塗り→研磨

上塗りの前に、中塗りをします。中塗りを入れないと釘穴を補修したパテの跡が残ることがあります。その後、もう一度研磨します。今回の研磨は、「水研ぎ」といって、目の細かい耐水性のペーパーを水に濡らし研磨をしてきれいに拭き上げます。上塗りの善し悪しは、この「水研ぎの出来」で左右されると言っても過言ではありません。一番大切な作業です。

8.上塗り

   

いよいよ漆の上塗りです。漆の乾燥は、気温と湿度に関係してきます。漆職人は、その日の気温と湿度から乾く速さの違ういくつかの漆を調合して、丹念に塗り上げていきます。漆を塗る部屋で埃が舞うと、塗った品物に付いて残ってしまいますので、かなり気を遣いながらの作業です。したがって、漆の上塗り部屋は、1部屋に1人しか入れません。
また、黒く塗る部分と金箔を押す部分とは漆の種類が違いますので、塗り分けながら仕上げていきます。

9.箔押し

箔下漆(金箔を押すための漆)を塗った部分に、金箔を押していきます。ただ金箔を置いていくのではなく、漆をアルコールで薄めた液を、金箔を押したい部分に塗り、何度も拭き上げてから金箔を押していきます。この拭き上げにムラがあると、箔の仕上がりにもムラがでてしまいますので、均等に拭き上げることが重要です。

10.金具打ち→組み立て

 
上塗りが終わり、金箔がすべて押されると金具を打って、組み立てていきます。金箔を押した部分は、こすったり触ったりすると剥げてしまいますので、触らないよう気を遣いながら組み立てていきます。
工程の6以降は、新品のお仏壇を作るのとほとんど変わらない工程です。(中塗りの回数は違いますが)
ですから、仕上がったお仏壇はほぼ新品と同様に蘇ります。
仏壇の形(前開き・軸開き・三方開き)や大きさによって、作業の量や組み立ての手順が違ってきますので、そういったところでも価格に違いが出ます。もちろん修復する部分の量や程度によっても違ってきます。
ですから、一概に「70代ならいくら」とか「200代ならいくら」ということは言えない、ということがお分かりいただけるでしょうか?